900形 方向幕 編
 
西武新101系は、前面の方向幕が、種別幕・行先幕ともに手動でした。側面にも幕はありません。
前後に車掌と運転士が居る西武線と違い、ワンマン運転の近江鉄道で手動幕だと、終点に着く毎に運転士さんが大変なので、電動幕化されるか…と思いましたが、900系では、

 種別表示:「ワンマン」固定 (工事中の見たままより、幕の外側に「ワンマン」のシールを貼ったぽい)
 行先表示:LED表示器に交換

となりました。
ちなみに、800系・820系も西武時代は手動だった幕が電動化され、さらに一部の車両がLED表示になっています。
 
 
2013.5.4 彦根車庫(許可を得て撮影)                 
    
  
若干、窓より小さいですね。
LED表示器が、800系のモノと同じ、かもしれないです。

英語(ローマ字)表記は、ありません。

この表示器、1/50以下のシャッタースピードでないと、表示を撮影できません。(まさにバス用ですよね)
電源周波数に合わせて走査している??

 
  2009.3.15 萩山                    
           

西武301系の、現役の頃の写真。この表示幕が手動だったなんて、驚きですね(ワタシにとって)。
昭和50年代後半に作られた車両にしては珍しいですが、西武鉄道では各駅のホームにおける案内が進んでいたし、旧101系を初め、電動幕が着いていない車両との併結もありましたからね…。
 

(おまけ)
 
 
2013.5.25 保々                   
  
    
  三岐鉄道の751系も行先表示がLED化されていますが、こちらは近江鉄道のものより縦の表示が大きく、英語表記が入っています。 種別幕も「ワンマン」と「ワンマン サイクルパス」を切り替え(おそらく手動で)可能なようです。
 
※三岐鉄道の751系も、シャッタースピード1/50以下でないと、LED表示がうまく写りません。


話を近江鉄道900形に戻しましょう。

(種別幕)
  

種別幕の回転レバーは残っていました。「触らないで!」」という関西弁表示が泣かせてくれます(^^)。

(行先幕)

行先表示の幕を回すレバーは、この通り、撤去されています。
西武時代は1番から54番まであったことが判りますね。
※54コマもあったら、回すのがさぞかし大変だったことでしょうね。(ま、近い行き先をまとめて、あまりたくさん回さないようにはしていたでしょうけど…)

なお、800系では、LED表示の操作盤が客室から見えるところにありましたが、900系では見えませんでした。
ただ、表示については、800系のLED表示器と同じと考えます。

800系のLED表示装置の設定についてはこちらを参照ください。

ということで、2013/5/4の「撮影会」と6/16の「展示会」で、日頃使わない表示を出してくださったので、珍しそうなを紹介しておきます。
 
臨時列車でしか有り得ない「五箇荘」(って、ここ10年以上運転されてませんが…)
なお、「尼子」「愛知川」はありますけど、「豊郷」は無いようですね。
 
  
「快速」シリーズ。他に「快速 米原」と「快速 彦根」があります。

 
「生中!」と言いたくなるような「貸切 ビア電」表示。
800系807Fには、特別に車内に電源コンセントがあるのですが901Fには無いことから、この車両がビア電に入ることは無いだろう、と予想していますが…。

 
そして、冬の臨時列車「コトコト 湖東電」。
路線バスの前面表示よりも小さい割には頑張ってますね。
 
 
 
そして最後に「近江鉄道」表示。
路線バスでときどき見かける(路線車を貸し切りで使ったり、特別な行先で運行する時に表示される)表示と同じかと思いましたが、さにあらず。

なんと、社紋入り!

路線バスの「近江鉄道」表示もこうしてほしいなぁ…。ちなみに、古いバスは「近江」の表示になっております。

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