速報!  元西武101系は「900系」みたい

 昨年(2012年)に工場に入った、元西武101系の269F(クモハ269+クモハ270)。
 今年3月にクモハ270が改造途中で工場から出されたり(こちら参照)、10日ほど前に濃い青+ピンク帯に塗装されているのが近江鉄道のホームから見えたりしましたが(こちら参照)…、2013年4月5日に彦根駅に行ってみたら…、220形モハ225の牽引で、移動しているのを見ることができました。

ということで、その時の画像をご紹介します。

 はじめに言っておくと、車体に記された車番は、貴生川方が「901」、米原方が「1901」でした。
 800系と同じパターンなので、おそらく、この車両は「900系」でしょう。(あくまで推測)

 この移動、工場の「隣の線路に車両を移動させる」ためだった模様。ですので、工場から出てくれたのはほんの一瞬でした。もっとじっくり見たかったのですが…。


なお、これは私が、たまたま(本当に私は何の情報も持ってません)、移動を見かけただけで、それも車庫の外から撮影しただけなので、これ以上の情報は持っておりません。
当然ですが、これを元に現場(近江鉄道さん)へ問い合わせるのは絶対に止めてください。

もちろん、私は、この車両がいつデビューするかは知っておりません。
元西武401系の801Fのように、改造がいったん終わってから実際に走り出すまで5年以上もかかった例がありますから…。(一方で改造が終わってからしてからすぐ走り出したこともある)

 
※画像は全て2013.4.5撮影

 午前10時前、彦根駅の跨線橋より彦根車庫を眺めると、改造中の元西武269Fが、モハ225に牽引されて移動している姿が見えました。
 急いで階段を駆け下りて撮影したのが上の写真。
 

 望遠レンズに付け替えて急いで撮影します。

 元クモハ269は、前回報告の通り、2パンタのままでした。

 ピンク色の帯は、ドアには塗られていませんでした。なお、ドアは車体と同じ青色(紺色?)に塗られていました。
※ピンク帯が無いだけで、アクセントになっていてなかなか良い感じ。

 台車も整備されたのか、一部グレーに塗装し直されていました。機器類も整備されているようで、機器箱へのマーキング(「MCOS」とかの文字)も磨かれていました。
 なお、機器類は西武101系の他の編成と同じ構成に見えました。

車内については、角度と距離が悪かったようで、全くうかがうことが出来ませんでした。
(今後の楽しみにとっておくことにします)


さらに、前面アップ。
正面左下に、「901」と車番が書かれています。西武3000系みたいですね(^^)。

乗務員扉の左手に「1」と書かれていますが、号車番号のようです。
戸袋窓には車椅子スペースののマークが貼られていました。

なお、「ドアに注意」のステッカーは貼られていませんでした。

 画像の通り、貴生川方の車番は「901」でした。
 車番は、残念ながら、ステッカーのようでした。(塗装では無さそう)
 ステンレス切り抜き文字(あるいはメッキ仕上げ?)ではなかったのが残念です。(が、今時、大手私鉄でも車番のステッカー化、あるいはステンレス板化が行われていますからね…)

 いや、今時、「OHMI」と社紋が書かれているだけ、良しとしましょう。


 ドアのステップだけが青色に塗装されず、銀色のままになっています。

「ワンマン入口」「ワンマン出口」「ワンマン締切」のステッカーは、既に貼られていました。(800系後期車と同じ小型版)


 こちらは元クモハ270。
 ちょっと遠いので見づらい…。
 架線柱の陰に隠れていますが、乗務員扉の右上に、号車番号「2」のステッカーが貼られていました。

 

 少し拡大。見づらいですが、貴生川方の車番は、画像の通り「1901」。901と同じ、ステッカー(?)仕上げ。
 こちらも機器類は改造前の101系と同じ構成に見えましたので、2両とも「クモハ」のまま(近江の表示では「モハ」)と推測されます。

 なお、3月の時点で取り外されていたMGですが、再塗装された状態で同じ位置に取り付けられていました。SIV化とかにはならなかったようです。
 
 
 
 言い忘れていましたが、連結面ですが、特に加工されていません。

 800系(もと西武401系)では、下の部分がカットされていましたが…。
 これで大丈夫なのでしょうか?

  そこで、見てきました。

800系登場後の2000年に線路移設を伴う大改造が行われた、高宮駅3番線での800系の様子です。(こちらも2013.4.5撮影)


う〜む。やはり、角をカットしないと厳しそうな気がしますが…。

ぎりぎりで大丈夫なのかな。

あるいは、さらにホームを削る??
 
 
 と、多くを確認する間もなく、再び工場に押し込まれていく「901F」。
 

 しばらくすると、モハ225が隣の線に移動してくれました。
 これで、901の前面がしっかりと確認できます!

 やはり、種別幕の所は「ワンマン」で固定のようですね。
 電気連結器は外され、右下に空気管が付けられていますね。(前回報告の通り) 

 ※連結器にはアダプターが取り付けられているだけで、基本的には元のままでしょう。
 
 
 
 またしばらくすると、パンタグラフが上がっていました!(前パンタのみ)
※後ろ側のパンタグラフは、今回だけ上げられていないのか、あるいは非常用で使われないのか…。不明です。
 (全く使わないのだったら外すはず。800系みたいに)

 
 そして、行先表示に「試運転」が点灯!!

※望遠レンズで撮影している以上、シャッタースピードは落とせないので(三脚展開!というわけにもいかないし)、この程度が私の限界です。申し訳ありません。

(おまけ)
 
 パンタグラフを全て下ろした状態でも、「試運転」が点灯。
 バッテリーのチェックをしていたのかも。

 
 その後、13時すぎまで、何回か様子を見に来ましたが、それ以後は「901F」に動きはありませんでした。
 もしかしたら、ゆっくりと自走するのではないか?とか期待していましたが…。


 「901F」の移動により開けられた工場の線路には、ここ最近ずっと動いていない(検査待ち?故障?)の811Fが入ると予想しますが、さて。
 
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